エギングといえば磯や堤防からが一般的ですが、今回は新たな挑戦として、サーフからのエギングに取り組んでみました。上越市の上下浜のサーフで、波間に潜むアオリイカを探る、新しい釣りの可能性を探っていきます。
■コンディション
【日時】2023年11月3日 AM3:00~PM12:00
【場所】新潟県上越市 上下浜
【天候】晴れ
【気温】早朝13℃、日中23℃
【波高】1-1.5m
【風向】南南東
【風速】3m/s
【潮】中潮
■タックル
【ロッド】ダイワ エメラルダス EME X 86ML
細かなアタリを感じ取れる柔軟性と、サーフでの使用に耐える強度のバランスを考慮して選択しました。
【リール】ダイワ エメラルダス LT2500S-DH
軽量でありながら、十分な巻き取りパワーを持つモデル。波や潮の影響を受ける中での巻き取りにも安定感がありました。
【ライン】PE 0.6号
【リーダー】フロロカーボン 13LB(2.5号)
感度重視でPEラインを細めに設定し、リーダーは適度な強度を確保しつつ、イカが警戒しない太さを選択しました。
【エギ】軍艦グリーン
秋のアオリイカに実績のあるカラーを選択。波間での視認性も考慮しました。
■タイムラインと状況の変化
03:00 現地到着
まだ暗い中、波の音を頼りにポイントへ向かいます。南南東からの風は比較的穏やかで、波高1-1.5mと、サーフエギングには良いコンディションだと判断しました。
03:30 釣り開始
波のリズムを読みながら、投げ込みを開始。通常のエギングとは異なる難しさを実感します。波の動きに合わせてシャクリを入れる必要があり、最初は戸惑いました。
04:00 アプローチの調整
従来のエギングで行っていた複数回のシャクリではなく、1回のシャクリに集中し、よりゆっくりとした誘いを心がけました。波の動きに逆らわず、むしろその流れを利用するようなイメージです。
04:30 アタリ!
ゆっくりとしたシャクリの最中、普段より繊細な感触がありました。サーフでは波の影響で通常より分かりにくいアタリでしたが、明確な重みを感じて合わせを入れると、胴長18cmのアオリイカが姿を見せてくれました。
■本日の気づきと学び
【良かった点】
・波のリズムを読んでのキャスト精度が徐々に向上
・シャクリ回数を抑えることで、アタリを取りやすくなった
・早朝の時間帯を効果的に活用できた
【改善が必要な点】
・波間でのアタリ判断がまだ不確実
・潮の流れとの関係での立ち位置取り
・波に合わせたリールの巻き取りスピード調整
【新しい発見】
・サーフでは通常より繊細なアタリが多い
・波の動きを利用することで、より自然な誘いが可能
・早朝の静かな時間帯が特に有効
■次回への課題
・異なる波高での釣り方の研究
・時合いと潮の関係性の把握
・より効果的なエギの選択(カラー、重さ)
■タックル評価
【ロッド】
エメラルダスEME X 86MLは、サーフでの使用でも申し分ない性能を発揮。波の影響を受ける中でも、繊細なアタリを伝えてくれました。
【リール】
エメラルダスLT2500S-DHは、軽量でありながら安定した巻き取り性能を発揮。長時間の釣行でも快適に使用できました。
【ライン・リーダー】
PE0.6号とフロロ13LBの組み合わせは、感度と強度のバランスが適切でした。特に波の影響を受ける中でも、アタリを伝えてくれる感度の高さが印象的でした。
■まとめ
サーフエギングという新しい挑戦は、予想以上に多くの発見がありました。特に、波の動きを活かしたアプローチや、通常とは異なるアタリの取り方など、新たな技術の必要性を感じました。胴長18cmのアオリイカを獲得できたことは、この新しい釣りの可能性を示唆するものだと感じています。
今回の経験を活かし、さらにサーフエギングの技術を磨いていきたいと思います。特に、波のコンディションと釣果の関係性、より効果的なアプローチ方法の研究を続けていきたいと考えています。