新潟の日本海でのサーフフィッシングで使用しているタックルをご紹介します。主にヒラメ釣りとエギングの二つの釣りに使用する道具について、選んだ理由から実際の使用感まで、できるだけ詳しく解説していきます。
・基本的なスペック情報
・選定時に重視したポイント
・実際の使用感と評価
・気づいた特徴や注意点
・メンテナンス方法
実際の釣行での使用経験を重ねながら、随時更新していきます。新しい発見があれば追記し、より正確で役立つ情報となるよう心がけています。タックルの入れ替えがあった場合も、使用期間を明記した上で記録として残し、選び直した理由なども含めて説明していきます。
ヒラメ釣りのためのタックル
日本海のサーフでヒラメを狙うために選んだタックルをご紹介しています。
サーフフィッシングを始めて2年、ヒラメ釣りに特化したタックル選びは、先輩アングラーのアドバイスや、実際の釣行での経験を元に少しずつ進めています。ここでは、初心者の視点から選んだ道具たちについて、選んだ理由や実際の使用感なども含めて詳しく説明していきます。
メインロッド:2023年9月~
◆ シマノ ムーンショット’S100M
全長:10.0ft(3.05m)
パワー:M(ミディア)
適合ルアー:ジグMAX50g、プラグ8-42g
価格帯:20,000円前後
ヒラメ狙いのファーストロッドとして選んだポイント
長さ(10.0ft)について
サーフでの使用を考えると、ある程度の長さが必要になります。10.0ftという長さは、初心者でも扱いやすく、かつ沖のポイントまでルアーを飛ばすことができる絶妙なバランスです。
パワー(M)について
ミディアムパワーは、20-40g程度のルアーを無理なく扱える設定です。ヒラメ用ルアーの多くがこの重さに収まるため、幅広いルアーに対応できます。
操作性について
グリップはやや長めで、両手でしっかりホールドできる設計になっています。これにより、長時間の釣行でも安定したキャストが可能です。また、潮の流れの中でのルアーコントロールもしやすい特徴があります。
キャスト性能
・投げ出しは滑らかで、ラインのバックラッシュが起きにくい
・風の強い日でも、ある程度の飛距離を確保できる
・初心者でも狙ったポイントを攻めやすい特性
ルアーコントロール
・プラグの動きが手元に伝わりやすく、アクションの確認がしやすい
・潮流の強いポイントでも、ルアーのコントロールが維持しやすい
・ロッド全体でしなりを活かせるため、プラグの動きに幅を持たせやすい
メインリール:2023年9月~
◆ シマノ STRADIC’23 4000XG
ギア比:6.2
最大ドラグ力:11kg
自重:275g
価格帯:30,000円前後
STRADICを選んだ理由
ヒラメのサーフゲームでは、長時間のキャストと巻き取りを繰り返すため、リールの選択は特に重要です。STRADICを選んだ理由と、その特徴を詳しく紹介します。
軽量性について
265gという軽量さは、長時間の釣行でも疲労を抑えられる重要な要素です。特にヒラメ釣りでは、キャストと巻き取りを何百回と繰り返すため、この軽さは大きなアドバンテージとなっています。
ギア比(6.2)について
このギア比は、ヒラメ用のプラグを操作する上で扱いやすい設定です。速すぎず遅すぎない巻き上げ速度で、プラグのアクションをコントロールしやすく、状況に応じた巻き方の調整が可能です。
耐水性能について
サーフでの使用では、波しぶきや砂の影響を考慮する必要があります。STRADICは防水性能が高く、過酷な環境下でも安定した性能を発揮できます。
実際の使用感
巻き上げフィール
・滑らかな巻き心地で、長時間の使用でもストレスを感じにくい
・ハンドル一回転での巻き取り量が適度で、プラグの操作がしやすい
・巻き上げ時のガタつきが少なく、安定した操作が可能
ドラグ性能
・細かな調整が可能で、状況に応じた設定がしやすい
・ドラグの効き始めが穏やかで、急な当たりにも対応しやすい
メンテナンス性
・分解・組み立てが比較的容易で、日常的なメンテナンスがしやすい
・パーツの耐久性が高く、長期使用での性能低下が少ない
使用しているルアー:2023年9月~
ヒラメ狙いのルアーは、その日の条件や状況によって使い分けることが重要です。潮の強さ、水深、時間帯などに応じて、様々なルアーを選択しています。ここでは、実際に使用しているルアーとその特徴、使用するシチュエーションについて詳しく紹介していきます。
◆ シンキングペンシル
水中での姿勢が安定し、直線的な動きを得意とするルアーです。潮の流れが穏やかな時や、比較的浅いエリアでの探り釣りに効果的です。
◆ ミノー系
小魚のような自然な泳ぎを演出できるルアーです。特に潮流のある場所での使用に適しています。
◆ メタルジグ
潮の流れが強い時や、深場を攻める際に重宝します。
ルアー別使用感
潮の状況
・穏やかな潮の時:シンキングペンシルを中心に使用
・やや流れのある時:ミノー系を選択
・強い潮流の時:メタルジグを活用
水深
・表層~中層:フローティングタイプのペンシルベイト
・中層~底層:シンキングミノーやメタルジグ
時間帯
・朝まずめ:表層を意識したフローティングルアー
・日中:シンキングタイプで底層を攻める
・夕まずめ:状況に応じて表層と底層を使い分け
ライン・リーダー:2023年9月~
◆ PE:シーガー エックスブレイド 8本編み
号数:1号(16lb)
選択理由
シーガーの8本編みPEラインは、特に遠投性能と感度の高さで定評があります。1号という細めの選択は、サーフでの釣りにおいて重要な「飛距離」を重視したものです。8本編みの特徴である滑らかな表面は、ガイドとの摩擦を減らし、キャスティング時のストレスを軽減してくれます。
実際の使用感
・しなやかさが際立ち、バックラッシュが起きにくい
・編み目が細かく、ガイド通過時の音が静か
・高感度で、プラグのアクションや底触りが明確に伝わってくる
・耐久性が高く、長期間安定した性能を維持できる
水色のラインを選んでいるのは、サーフでの視認性の良さを重視したためです。波や潮の動きの中でもラインの動きが把握しやすく、ルアーの操作に集中できます。
◆ リーダー:バリバス ナイロンリーダー
号数:20lb(5号)
長さ:1-1,5m程度
選択理由
一般的なヒラメ釣りではフロロカーボンリーダーが主流ですが、あえてナイロンリーダーを選択しています。バリバスのナイロンリーダーは、適度な伸びと柔軟性があり、激しい魚のアタックに対してショックを吸収してくれる特徴があります。また、フロロカーボンと比べて結びやすく、手触りも良いため、現場での結び直しなどもストレスなく行えます。
実際の使用感
・しなやかさがあり、ルアーのアクションを妨げない
・ショック吸収性が高く、バラシを減らせる
・結び目の強度が安定している
・コストパフォーマンスが良く、頻繁な交換にも対応しやすい
アオリイカ釣りのためのタックル
アオリイカをターゲットとしたエギング用のタックルをご紹介します。サーフからのエギングという特殊な状況でも対応できる汎用性の高いセットアップを心がけて選んでいます。
エギングロッド:2023年9月~
◆ ダイワ エメラルダス 86ML
全長:8.6ft(2.59m)
パワー:ML(ミディアムライト)
適合エギ:2.5号~3.5号
価格帯:25,000円前後
サーフエギング対応ロッドとして選んだポイント
長さ(8.6ft)について
サーフからのエギングでも扱いやすい長さを選択しました。8.6ftという長さは、エギの操作性を重視しながらも、必要な飛距離を確保できるバランスの取れた設定です。
パワー(ML)について
ミディアムライトパワーは、一般的なエギの重さ(2.5号~3.5号)を無理なく使用できる設定です。特にアオリイカのデリケートなアタリを感知しやすい調子となっています。
操作性について
感度とコントロール
・エギのアクションが手元に伝わりやすい設計
・波の影響を受けながらでも安定したコントロールが可能
・ティップが繊細で、微細なアタリも逃さない
キャスト性能
・エギのウェイトを活かした正確なキャストが可能
・風の影響を受けにくい適度な張りがある
・サーフ特有の向かい風でも飛距離を出せる
エギングリール:2023年9月~
◆ ダイワ エメラルダス LT2500S-DH
ギア比:5.1
最大ドラグ力:5kg
自重:175g
価格帯:35,000円前後
LT2500S-DHを選んだ理由
サーフエギングでは、波や潮の影響を受けながらの釣りとなるため、リールの性能が特に重要になります。エメラルダスLTシリーズは、その軽量性と信頼性の高さから選択しました。
軽量性について
175gという軽量さは、エギの細かい動作を多用するエギングにおいて大きなアドバンテージとなります。特にサーフでの長時間の釣行でも疲労を軽減できます。
実際の使用感
巻き上げフィール
・滑らかな巻き上げで、エギのアクションをつけやすい
・波の影響を受けても安定した巻き取りが可能
・ハンドル一回転当たりの巻き取り量が適度で、エギの操作がしやすい
耐久性
・防水性能が高く、波しぶきの影響を受けにくい
・砂の侵入にも強い設計
・メンテナンス性が良好
ライン&リーダー:2023年9月~
◆ PE:0.6号
◆ リーダー:ナイロン2.5号(13lb)
選択理由
エギングでは特に感度が重要となるため、PEラインは細めの0.6号を選択しています。これにより、エギの動きやイカのアタリを確実に感知することができます。リーダーには、イカが警戒しにくく、かつエギのアクションを妨げにくいナイロンを使用しています。
実際の使用感
・細いPEラインによりエギの動きが明確に分かる
・ナイロンリーダーの柔らかさでエギの動きが自然
・視認性が良く、潮の流れの把握がしやすい
・結びやすく、現場での結び直しもストレスが少ない